歯周病について
歯周病は、歯を支えている周りの組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨)が歯周病菌によって破壊されていく感染症で、治療をせずに放っておくと歯が揺れて噛めなくなり、最後には抜けてしまうこともあるこわい病気です。 30歳以上の多くの方々がかかっており、歯を失う原因の約半数が歯周病と言われています。歯肉（歯ぐき）と歯の間にはポケットという１ｍｍくらいのすき間があります。歯みがきを怠るとこのポケットにプラークがたまります。たまったプラークが歯石をつくり、すき間を押し広げていきます。これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。歯肉の炎症を放置しておくと症状はますます悪化していきます。歯周病はむし歯と違い、痛みなどの自覚症状が出にくく、気付かずに歯科医院に行かないうちに手遅れになってしまうことも少なくありません。早期発見のためにも定期健診に行きましょう。
歯周内科治療とは
歯周病は感染症です。そのため、当院では位相査顕微鏡を使用し、お口の中の歯周病菌やその他の菌を確認し、その菌に対して適切な薬剤を選択します。歯周病菌がなくなれば、歯周病はどんどん良くなりますので、効率良く治療する事が可能です。
歯周内科治療のリスク・副作用
・保険の治療ではできません。
・妊娠中の人にも治療はできません。
・血液の流れを良くする薬を服用している方にもあまりお勧めできません。
・重度の肝機能障害のある人にもあまりお勧めできません。
歯周内科治療の料金の目安
| 料金 | 30,000円～100,000円（税込） |
|---|
口腔内の状況によって料金が変わります。
知らないと怖い歯周病のこと
成人の80％は歯周病といわれています。歯周病ってどんな病気？原因を知るのと知らないのでは人生(健康)が大きく変わります。！
あなたのお口の中の、歯周病菌を減らすことによって、あなたの人生(健康)はとてもすばらしいものになります。知らないとあなたの人生(健康)が歯周病菌にむしばまれていく！
自分の身は自分自身で守る！
歯周病チェックの際にチクッ！とした経験はありませんか？歯と歯肉の隙間である歯周ポケットの深さを測っています。また歯石をとる際に出血した経験ありませんか？これらの行為は命にかかわる最も怖い真実です。
私たち国際歯周内科学研究会の会員はこれらの検査や治療を行う前に内科的な治療で歯周病菌を除菌してから、検査や歯石取りを行います。医学的に正しい方法で患者様を守り、安心・安全に治療を受けて頂くために日々研究し、勉強しています。
では、どうしたら体をむしばむ歯周病から身を守れるのでしょうか？
知らないと怖い歯周病のこと
歯周病とは、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という骨が溶けてしまう病気のことです。細菌による感染症です。そのため細菌の除去が必要となります。
知らないと怖い歯周病のこと
歯周病菌は大人から赤ちゃん(子供)へとうつります。もともと赤ちゃんは生まれてきたときは歯周病菌をもっていません。
私たち大人が気をつけなくてはいけませんね。
歯周病の本当？うそ？
歯周病菌は血液を介して全身へ
- 歯周ポケットより血中へ入り込む
↓ - 大部分の歯周病菌は白血球により退治される
↓ - ところが、一部の歯周病菌は白血球よりも強く、血小板へと逃げ込む
↓ - 歯周病菌が出す毒素で血小板は固まりをおこし、血栓となる
↓ - その血栓が脳で起こると脳梗塞！心臓で起こると心筋梗塞となる
自分の身は自分自身で守る！
- (1)腎炎
- (2)網膜炎
- (3)神経障害
- (4)大血管障害
- (5)小血管障害
- (6)歯周病
最近では歯周病も合併症の一つと言われています。
早産＆低体重児出産について
喫煙と歯周病について
- タバコを吸うと毛細血管が収縮し血流が悪くなります。歯ぐきが貧血を起こし、歯を支えている組織も痛み歯にも悪影響が出てくるのです。
- ヘビースモーカーはひどい歯周炎になる確率が5～7倍高く、歯周炎が20年早く進んでいる！
- 喫煙者は血管が収縮しているため、出血がおこりにくかったり、発赤していなかったりすることがあり、歯周病にかかっていることを自覚しにくい状態となっています。
